遂にこのじょへー、キプロスでの在住歴が3年が経過しました!
嬉しいですか?と言われるとよくわからない感じではありますがこの3年間は長いようで早かったような気がします。
海外在住歴が長いのはメリットもデメリットも両方あるなといった感じではありますが、
「海外生活が気になる方」「キプロスが気になる方(いないと思いますけど笑)」
へ向けて3年間のじょへーなりに体験した色々をここにまとめてみたいと思います。
需要あるのかな、キプロスだし笑
コンテンツ
【海外生活】3年間のキプロス生活を経て
まず、この記事を読んでいる方は「待って、キプロスってどこ?」と思われる方が大半だと思います。
ここです。ヨーロッパ大陸でも中東でもなく、アフリカでもなく、島国なんです。近いと言えばイタリアとギリシャ、そしてトルコもそうでしょうか。中東ではエジプトやシリアも近くにあります。
キプロスは北(実質トルコ領)と南(ギリシャ系の国連に国家承認されている方)で分かれていて、現地の人たちには少しセンシティブな問題なのですが、じょへーは南側のリマソールという海に超絶近い場所に住んでいます。
公用語はギリシャ語で英語は通じないところはないぐらい現地人の英語力は非常に高く、キプロス人特有のアクセントはあれど、歴史的にイギリス領だった時代もあります。
イギリス人や、イギリス系の方、元イギリス在住のキプロス人などの英語はイギリスアクセントを話す方も多くいます。逆にアメリカ英語で話される方は現地人にはあまりいないかなという印象です。
また、キプロス人の大半の方々は学生時代をキプロス国内ではなく、イギリスの大学を卒業している方も多く、英語は堪能というよりも、全く問題なく話せるのがスタンダードとなっています。
実質、ギリシャ語を学ばなくても生活で不便することはほとんどないというのがこの国の良さではないでしょうか。
海外生活、キプロスで3年経過した割と率直な感想
3年も経過すると小さな国でもありますのでイギリスの2年近くのワーホリ生活に比べて「やり残した感」などは一切なく、完全に飽きてしまった感じが否めないです。
逆に言えば、慣れてきている証拠でもあると思いますし、よくあるキプロスでの悲惨な出来事も事前に察知できたり笑、逆にあり得ない事も「この国だからそりゃあそうだよね」と諦めに入る事もできるようになってきました。
それでも欧州の中でも特に楽観主義な方が多い国ですので、他のヨーロッパの方も不満を口にする事もあるなど笑ってしまうような事、笑えないような事も日々あります。
簡単にキプロスを日本で例えると、「なんくるないさ」の沖縄のようなメンタリティが近いものがあると思います。ただ、キプロスは全体的に全てが雑です笑
海外生活、キプロスは大変?人によるけどじょへーの感想
海外生活といってもそれがイギリスなのかキプロスなのかで全く違ったものがあるなとじょへーは感じます。
個人的にはキプロスに今も在住しているからイギリス時代、日本時代がどうしても美化されているところはあると思いますし、人間どこに行っても過去に良かった事を思い出して思い出にふけるものだと思いますよね!
ただ、キプロスはそれでも大変だと思う事がイギリス、日本に比べてあります。
・地中海フードがじょへーには合わない。シーフードはレストランにはあるけど超絶高く、スーパーも高い。
・公共交通機関は電車は国内に存在しない、バスはあるけどちゃんと来るか怪しいのと欲しいところにあるわけではないから移動手段としてはしんどい。
・イギリス以上にものが簡単に壊れる、イギリス以上に修理できる技術者がいない、業者が来ても技術者の能力が低く解決できず帰ってしまう。
・イギリス、日本のように都会が存在しない国のため、非常に田舎っぽさを感じる。良い部分もあるけどとにかく役所系の手続きは遅いし分かりにくい。
・道路が本当に歩きにくい。勾配が多いだけではなく歩道と車道が不整備で歩きにくい。
・公共交通機関が不整備のため歩くのは危ない、運転が割と荒い。(ウィンカーをつけず突然曲がる車、突然スマホを確認するために止まる車など)
・島国で日本食、日本の製品や食材はイギリス以上に揃わないし、ないものは諦めるしかない。
などなど、日本で生まれ育ったじょへーとしては、イギリスで「あぁ外国って先進国でもこんなものなのか」と思った先のキプロスへ移ったので最初は本当に絶望を感じる事が多くありました笑
逆に言えば、イギリスはロンドンなどは日本食専用の本格的なレストランやスーパーも値段は割高ですがありますし、どちらかと言えば外国にいながらお財布が許す限りは日本を感じることはそんなに難しくありません。イギリスでは一時期お好み焼き屋さんでアルバイトしていた事もあり、賄いで本物のお好み焼きを食べる事も出来ましたよ!(イギリス推しの記事ではありませんが)
そういう意味ではキプロスは日本を感じれることはほぼありませんし、海外らしい海外と言えるのではないでしょうかね!
海外生活、キプロスで3年過ごしたら流石に疲れる?
のんびりした地域で、ビーチが近く、海などが好きな人なら非常に良いかと思いますが、じょへーはあんまりビーチが好きではないのでその恩恵を受けているとは言えないのが残念なところです。
また、ビーチ沿いのご飯や食事はケバブや地中海系の食事でそれが好きな方なら良いと思いますが個人的にはあまり好きではないのでたまに食べるレベルで良いかなと思っています。
その中で、2021年7月に居住始めた際は、物価はそんなに高いなと感じませんでしたが、2022年初めにロシアがウクライナ侵攻を始めてからウクライナ人以上に大量のロシア人がキプロスに押し寄せてきて、IT系などで働くロシア人がリマソルというじょへーが住んでいる地域で急激に増えたのでほとんどの物件で異常な程家賃が高騰しました。
これ以降、現地のキプロス人もリマソルの中でも都心部に住めなくなってしまったような現象も起きており、少し物議を醸すような状況が起きています。
じょへーが住んでいるところも入居時から2年半で30%程度も家賃が上がっており、流石にこれだけ家賃が高騰し、インフレーションで物価も高騰すると生活はやや苦しくなったなという印象があります。
物価も高いし食事も自分で作らないとそれなりのものは食べられないので、外食やデリバリーの王道は「マクドナルド」「ケンタッキーフライドチキン(KFC)」「ドミノピザ」「バーガーキング」の四種の神器と呼んでいますが笑、食事面ではイギリス以上にヘルシーなものが食べられない機会が多く感じます。また、食事の衛生面は気候の問題もあるかもしれませんが、もちろん日本のようにしっかり管理されているわけではありませんが、ハズレを引くと。。。という場面もあります。
海外生活での仕事、日系企業ではなく現地企業で働く大変さ
キプロスでの3年の在住期間=今の企業での勤務期間になるので3年間同じ会社で勤務してきたことになります。
「海外の会社」といってもピンからキリまで、もちろん日本でも同じで会社によってそれぞれ違いはあるので一概に言えませんし、キプロスで知り合った外国人の他社での仕事などについて聞く事もありますが、それもそれぞれ違うなという印象です。
ただ、日本の会社とは全然違いますし、良いところも悪いところもあるなというのが印象です。
もちろん、経営陣は日本人ではありませんし、会社の運営などの方針の価値観も全く違うので戸惑う事も多々ありました。
特に全然違うなと思ったのが、「入社してから数ヶ月早いと数週間で辞めてしまう人の多さ」で、入社して違うと思ったらすぐに辞めてしまう人もいることに驚きました。
僕も3年間の会社で過ごしてきた事を振り返って最初は慣れること、覚えることに精一杯で慣れてきた頃には違う問題が勃発したり、仕事の考え方の違いから大きなストレスや問題を抱える事も多くありました。
当然何度も辞めたいと思うことは沢山ありました(笑)し、今も辞めたいなと思うことはよくあります(笑)
それでも辞めて自分に何が残るのか、同じ業界なら同じように転職は少なかれあることは知ることは出来たけど辞めてステップアップになる事が自分の中で確信できない限りは、転職の意味がないなと思い、今の会社の全てに納得ができるわけではありませんが、どんな会社に行っても問題はあるしストレスはあるので自分が会社員である限りはこの考えは日本でも持ち続ける必要があるのかなと思いました。(26歳ごろに年収の良い会社に転職して厳しくて耐えれず3ヶ月で辞めてしまった失敗もあります。)
ただ、海外の会社なのか自分の勤めている会社なのか、キプロスならではなのかは分かりませんが、日本ほど規律など人格で否定されるようなことはないので、
本当は大して性格の良くない僕にとっては仕事の内容のみで会社と話ができるのはありがたいことかなと思います(笑)
3年経過して今すぐ転職したり辞めたりするつもりはありませんが、海外で仕事を探す方もおられると思いますが、日本以上に大変なことも、楽なこともあるのでプラスマイナスはゼロだと思います。ただ、環境を変えてみたい方は職務経歴書を英語で作ってエージェントに連絡してみましょう!
特にイギリスを拠点の日本語対応もして貰えてヨーロッパ広域にもお仕事の紹介をして貰えるセンターピープルさんはじょへーもイギリスからキプロスに行く際に非常にお世話になって、他の日本語対応のエージェントさんよりも親身でとにかく何とかして案件を探して下さったのでじょへー一押しとさせていただきます。
海外生活、現地企業に入って日系企業にはもう戻れない
僕は日本語はもちろん日本で育った日本人なので完璧に話せますし、英語も流石にこれだけ海外在住が長く、現地企業で日本人が少数派の環境で過ごしているので、それなりには仕事でも使えますので恐らくそういった需要はゼロではないだろうとみています。
もちろん、たまにストレスや嫌なことがキプロスで重なると「このまま日本に帰ってやろうか」と思う事も多々あります。
それでも、これまでの日本での会社員生活で日本企業の良さも悪さも知っているじょへーからすると、今更日系企業に戻る理由ってあるのかな、と思っています。
また、イギリスで日系企業にいた際はそこの部長さんだか支店長さんに「君のような人は日本の会社さんはどこも要らないだろう」と笑いながら言われてしまったのですが、
自分自身でもそうだなと思う部分もあります笑
会社員である以上、日本、海外どこでも変わらず、経営者、社長、部長あたりが一番決定権を持っているのは当然のことで今の現地企業でもそれは変わりません。
ただ、僕はノー、そんなものやる意味がない、こうした方がいい、これは出来ないのか?という事は意見としては伝えるタイプですし、それは日本ではあまり良しとされておらず、無視されたり、違う角度で嫌がらせに近いようなことを受けた事も沢山あったのでそれはもう懲り懲りというか、社内営業を重きにするような事は出来ないので向かないのではないかと思います。
ただ、その反面、これからの日本の若い僕なんかよりも能力の高い優秀な方達が僕と同じような思いで日本を去り、海外に行ってしまうということは非常に残念な事なので、陰ながら、日本の労働の法律(無能は解雇、降格、減給が出来る)、休みの体制など少しでもかわれないいなと思っています。実際に昔休みが少なかった時にこんな記事(年間休日96日)を書いて今でも訪問者が多くあるのは嬉しい反面、少し悲しいことでもあると思いますので。
海外生活、同じ会社を3年間頑張ってこれた事は最低限やれたと思う
3年間同じ会社で過ごしてきたことは良い事も悪いことも味わってきましたが、時に本当に辞めたいこともあるし今でもマイペースな人達、そもそも根本的に考え方の違う人達と仕事を進めていく事は大変なことでもあるけど、それはもしかしたら相手側も同じように思っているかもしれませんね。
ただ、やっぱり日本の会社とは違った意味で疲れます笑、本当に疲れました笑
ただ、3年やらないとわからない事も沢山あったし、たとえやめてお給料の良いところに行けばそれはそれで楽だったのかもしれませんが、結局どんなところでも問題は起きるものです。
それに労働時間自体は残業も少なく、日本時代に比べると楽ではあるし、あれをやれこれをやれと日本のようにとやかく言われることはほぼなくなりましたが、その分、仕事の時間以外でも情報収集や勉強をしないと、良い仕事ができないという意識が芽生え、日本時代より真面目にやれているのかもしれません。
また、上司への忖度もゼロではないものの、そんなにないのでそこは今まで人間関係ありきの環境で生きてきた自分にとっては楽しくやれている部分もあるかもしれません。
今後どれだけ海外生活するのか
僕は日本国籍でパスポートもあるので、帰ろうと決断すれば極論今すぐにでも日本に帰る事ができます。
ただ、具体的にいつまでキプロスにいるの?などと外国人の友人、日本の友人から聞かれたりすることもありますけどそれは具体的にはわからないんですよね笑
あとはじょへーはイギリスのワーホリに行ったのが2019年の30歳直前の29歳でそこから5年経過しているのでそれなりに体力が下がってくる年齢に差し掛かっているのも事実です笑
ただ、海外でどれだけ住んでも自分自身を育ててくれたのは日本の素晴らしい教育の中での自分ですし、個人的には学力以外の大切なことを日本の先生や周りの人たちが教えてくれた事はこれからも大切にしていきたいですし、そういった人付き合いは相手が日本人であろうが外国人であろうが変わらないでしょう。
節目ごとに記事を書いていますが、これから海外で生活がしたい!という方は、まずはSNSに書いてあるネガティブな事は忘れてください笑、そっとスマホを閉じましょう笑
じょへーは5年前は英語はめちゃくちゃ苦手でした、勉強してからいきましたがそれでも全然ダメだと思うぐらい酷かったですが、どうにかなったりもします。
キプロスはなかなかチャレンジな国ではありますが、それでも生きていけますし良い事もあったりもします。
何かまた書きたい事があれば書きます。
最後までご覧いただきましてありがとうございました( ^ω^ )
[…] 実は私2024年10月初旬から日本に一時帰国をしています!普段はキプロスに住んでいます。(どこかわからない人はこちらを見てくださいね笑) […]