野球

【パリーグ】プロ野球各球団歴代名監督を選んでみた!

プロ野球を語る上で、歴代の偉大な選手の記録や記憶は当然今も尚、現代にも語り継がれていますよね。

ただ、プロ野球には様々な視点でその「凄み」「想い出」を語ることが出来てしまうので多くのファンを魅了しているのではないでしょうか。

そんな中で、今回は当サイトが、

プロ野球各球団の名監督を選出させて頂きました。

今回は「パリーグ編」です。

※球団名が買収などによって変わっている場合もありますが、便宜上現在の球団名で記載しております。

※複数球団での在任歴のある監督については成績もしくは印象を当サイトの好みも込みでで選出しています。

それではいってみましょう!!( ̄Д ̄)ノ

パリーグ各球団歴代名監督はこの人たちだ!

【福岡ソフトバンクホークス】

鶴岡一人

引用元:https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=097-20180604-10

[監督歴]

グレートリング・南海(1946年〜1968年)通算23年

[監督通算成績]

2994試合 1773勝1140敗81分 勝率.609

Aクラス22回、Bクラス1回

リーグ優勝11回、日本一2回

もはや監督在任中の鶴岡監督の姿は見たことはありませんが、現在のソフトバンクホークスの前身、グレートリング、南海時代の黄金期を支えた名監督なのは間違いありません。

また、歴史に名を残す名捕手であり後の名監督となった野村克也氏がテスト入団後に早々に戦力外通告を受けた際に現役を懇願した野村氏の姿に「カベ(ブルペン捕手)でおいとけや」という鶴の一声にて運命を変えたところからも情に熱い監督であることがわかります。

また、選手の食糧を確保するために自ら畑を耕すなど、選手たちの兄貴分、父親的役割も果たしており非常に人間味のある監督と言えるでしょう。

もちろん、昔の成績を現在の成績では時代背景や社会背景(戦後で食糧難であったなど)が違うのでなかなか同じように残っている数字だけで判断することはできませんが、それでも監督を23年勤め上げたということや、1773勝を積み上げた事、勝率.609という数字などはホークスの歴代最高監督では王貞治氏も90年代の暗黒時代とも言えるホークスを常勝球団としてのし上げた功績などから私などが選出させて頂くのもおこがましい限りですが、あえて1人ということで鶴岡一人氏を選出させて頂きました。

【埼玉西武ライオンズ】

辻発彦

引用元:https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=001-20201026-37

[監督歴]

埼玉西武ライオンズ(2017年〜2022年)通算6年

[監督通算成績]

835試合 432勝372敗31分 勝率.537

Aクラス5回、Bクラス1回

リーグ優勝2回、日本一0回

歴代の西武ライオンズの名だたる監督の中でも近年の資金力が他球団よりも決して良いとは言えない西武ライオンズを勝たせているという点では疑いの余地もなく「名将」と言えるでしょう。

2016年まで低迷してきたチームを2017年には2位に躍進させ、2018年、2019年とリーグ優勝2連覇を果たしました。

チームの主軸である浅村栄斗、牧田和久、菊池雄星、2019年オフには秋山翔吾と近年でも稀にみないような主力の流出があり、大幅な戦力ダウンが予想されながらも優勝、Aクラス入りを果たすというところは流石の一言です。

現役時代は小技や綿密な野球を展開するタイプのいぶし銀なプレーヤーでしたが、チーム状況もあり「超打高投低」のチームカラーとなったところが面白い点です。

監督歴よりもヤクルト、横浜、中日とコーチ歴の方が長く、指導者としての経験値も抜群で、1年でも長く監督としての姿を見たいと個人的には思います。

2021年は就任5年目にして初のBクラスに終わってしまいましたが、2022年も3位とAクラス入りを果たし、退任となりました。

また辻監督の姿が見られるかはわかりませんが、低迷していた西武ライオンズを復活させた手腕を期待する野球ファンも多いことでしょう。

【オリックスバファローズ】

仰木彬

引用元:https://number.bunshun.jp/articles/-/142082

監督歴]

近鉄バファローズ(1988年〜1992年)→オリックス・ブルーウェーブ、オリックス・バファローズ(1994年〜2001年、2005年)合計14年

監督通算成績]

1856試合 988勝815敗53分 勝率.548

Aクラス11回、Bクラス3回

リーグ優勝3回(近鉄1回、オリックス2回)、日本一1回(オリックス時代)

90年代の強いオリックスを支えてきた名将仰木彬監督。

オリックスへ就任した94年からイチローを抜擢したり、豪快にみえて綿密なデータを駆使して日々スターティングメンバーを変更するなど、見た目以上にデータを重視した采配とも言われていました。

特にテレビで映る仰木監督は強面ながら優しそうにみえますが「実は凄く厳しかった」などの声も元選手からも聞こえてきますよね。

近鉄バファローズ時代にはなりますが、当時トルネード投法という変則投法の野茂英雄をルーキー時代から「フォームはいじらない」という約束を守るなど、とにかく選手の個性を尊重した監督して、パリーグを盛り上げました。

仰木彬監督の2度目の退任後の2005年以降のオリックスは少し低迷期に入りますが、やはり仰木監督の「監督力」が偉大であったということが言えるかもしれません。

【千葉ロッテマリーンズ】

ボビー・バレンタイン

引用元:https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=097-20180405-15

[監督歴]

千葉ロッテマリーンズ(1995年、2004年〜2009年)通算7年

※MLBで通算16年の監督在任

[監督通算成績]

966試合 493勝450敗23分 勝率.523

Aクラス3回、Bクラス4回

リーグ優勝0回(プレーオフ突破1回)、日本一1回

レギュラーシーズンでの優勝はありませんでしたが、2005年はそれまでの低迷してきたロッテをシーズン2位で終え、プレーオフを勝ち抜き日本シリーズで阪神を破り日本一に輝きました。

また、比較的不人気球団であった千葉ロッテマリーンズを人気球団に押し上げた1人としての功績も大きいと考えましたので選出させて頂きました。

2005年は里崎智也が怪我持ちという事もありながら貴重な戦力として捉えており、無理をさせない起用など柔軟な起用方法なども光りました。

個人的にはなってしまいますが、2005年辺りのプロ野球を観てきた私にとっては非常に印象の強い監督です。

【北海道日本ハムファイターズ】

栗山英樹

引用元:https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=015-20200106-01

[監督歴]

北海道日本ハムファイターズ(2012年〜2021年)通算10年

監督通算成績]

1410試合 684勝672敗54分 勝率.504

Aクラス5回、Bクラス5回

リーグ優勝2回、日本一1回

一般的に他球団よりも限られた予算の中で戦わなければいけなかった北海道日本ハムファイターズの中で、2度のリーグ優勝を果たし、2016年には日本一にも輝きました。

2016年の優勝以降は低迷が続き、監督の采配などの厳しい批判もありましたが、ファイターズという球団の中で10年間も監督を務めて来られたのは栗山英樹が球団の中でも最長なのです。

2012年に球団が指名した大谷翔平のチームの勝利のみならず大谷翔平の野球人生を見据えた育成など、ただチームを勝たせるだけではなく野球というものを愛し、選手一人一人を思いやる姿などが非常に印象的な監督ではないでしょうか。また、レギュラーシーズンではないですが2023年WBCで日本代表の監督を務め見事世界一に輝いています。

【東北楽天ゴールデンイーグルス】

星野仙一

引用元:https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=097-20180309-14

[監督歴]

中日ドラゴンズ(1987年〜1991年、1995年〜2001年)→阪神タイガース(2002年〜2003年)→東北楽天ゴールデンイーグルス(2011年〜2014年)通算17年

[監督通算成績]

2277試合 1181勝1043敗53分 勝率.531

Aクラス10回、Bクラス7回

リーグ優勝4回、日本一1回

歴史の浅い東北楽天ゴールデンイーグルスの中で2013年の唯一のリーグ優勝、日本一を成し遂げたのが星野仙一氏です。

闘将と呼ばれ、今の時代では考えられないような選手への叱責など厳しい接し方がテレビにも映されていましたが、選手に闘争心を起こさせるという意図だったのでしょう。

監督として指揮を執った3球団中日、阪神、楽天、いずれもリーグ優勝を成し遂げるといった功績を残しています。

特に、阪神、楽天共にBクラスが定位置であったチームでの優勝を成し遂げているという点も素晴らしいのではないでしょうか。

興味深いことに、阪神、楽天の監督に就任する前年の監督はいずれも野村克也氏であったという点では。

大阪近鉄バファローズ】

西本幸雄

引用元:https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=097-20180309-14

[監督歴]

大毎(1960年)→阪急ブレーブス(1963年〜1973年)→近鉄バファローズ(1974年〜1981年)通算20年

[監督通算成績]

2665試合 1384勝1163敗118分 勝率.543

Aクラス12回、Bクラス8回

リーグ優勝8回、日本一0回

8度のリーグ優勝を果たすも一度も日本一を達成することができなかった事から「悲運の名将」と呼ばれている西本幸雄氏。

正直、平成生まれの私にとっては、西本監督時代の記憶すら知らず、幼い頃にどこかで見つけたパリーグについて書いている小説を読んだ際にその名前を知りました。

80年代と90年代後半に阪神の監督就任の噂もあったようですが、いずれも実現には至りませんでしたが、もし西本監督が阪神タイガースの監督であったらという世界線も見てみたかったですよね。

基本的には監督を引退されてからは兵庫県の宝塚市で隠居生活を送られていたようなので、やはりテレビでみたりすることなども過去の映像などからたまにハイライトがある時ぐらいでした。

しかし、監督として長期に渡って指揮を取られ、近鉄でも長い間在任されていたということもあるので、近鉄歴代監督として西本幸雄氏を選出させて頂きました。

低迷していた西武ライオンズを見事に立て直し、リーグ2連覇も果たした辻発彦監督の著書です。会社員の管理職の方にも是非目を通していただきたいですね!

偉大な監督たちの中で選ぶのは難しかった

パリーグの歴代監督を選んでみましたが本当に難しかったです。

期間なのか、印象なのか、それって本当に人それぞれですから。

それに1989年生まれの私にとっては、実際にテレビで野球を熱心に見るようになったのは1999年からなのでそれまでの監督の功績というのはあくまでも映像上、記録上、残っている記事の中でしかないんですよね。

なのでその辺りを総合して、

「当サイトなりの長い歴史の中でその球団で一番印象深く更にチームを勝たせられたか」

という判断のもと、選出させて頂きました。

様々なご意見はあると思いますが、、、

これからの未来に更に名監督と呼ばれる歴史に名を残すような監督の誕生に期待したいですね!

また、パリーグ歴代選手のベストナインや

【俺が選ぶ!】プロ野球パリーグ歴代のベストナインを選んでみた 長いプロ野球の歴史の中で、1999年(当時10歳)から本格的にプロ野球を観てきた当サイト管理人じょへーです。 2...

や、

パリーグ球団別で歴史的に勝っているチームはどこだ?をまとめた記事

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などもありますので、ご覧下さいませ。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました( ^ω^ )

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