2021年のプロ野球、レギュラーシーズン(ペナントレース)も終えました。
予想外の順位と共に、今年もプロ野球ファンを楽しませてくれましたね!
早速ですが2021年セリーグ投手のタイトルホルダーを紹介していきます。
ちなみに2021年シーズン前に予想した記事はこちらになりますので、
「あ、もう、そんな全然当たってないじゃない笑」と笑ってみてあげてくださいませm(_ _)m
それでは、2021年のセリーグ投手のタイトルホルダーを見てみましょう!!
2021年セリーグ投手タイトルホルダーだ!
【最優秀防御率】
👑柳裕也(中日ドラゴンズ)初受賞(2021年)
防御率2.20
5年間のプロ野球でのキャリアの中で2度目の規定投球回到達となりましたが、2021年は最優秀防御率という投手として一番活躍の度合いを示すタイトルを獲得できました。
2019年は規定投球回到達で防御率3.60、2020は離脱もあり規定投球回到達ならずでした。
大きなカーブと抜群のコントロールを武器にWHIPも1.01と非常に安定した投球で最多勝獲得とはなりませんでしたが、非常に安定した投球で大野雄大との二本柱を形成しました。
2位は阪神の青柳が獲得しました。夏場に調子を落としてしまった事がタイトルを取り切れなかった要因かもしれません。また、昨年、昨年好成績を残した中日大野は後半盛り返し3位の2.95、昨年1点台の防御率を残した広島森下も2.98で4位と奮闘しました。
【最多勝】
👑青柳晃洋(阪神タイガース)初受賞(2021年)
👑九里亜蓮(広島東洋カープ)初受賞(2021年)
13勝(同数で2名受賞)
最多勝争いはシーズン終盤まで優勝争いを繰り広げた阪神の青柳とシーズンこそ4位に終わったものの粘り強く勝ち星を積み重ねた広島の九里が同数の13勝で2名の受賞となりました。
いずれも豪速球で押すタイプではなく、青柳はテクニックで、九里は大きく崩れない粘り強さを武器にチームを支えてきました。シーズン前に予想した、巨人菅野、戸郷、中日柳と予想は当たりませんでしたが、少しずつ新しい顔も台頭してきて来年以降のタイトル争いにも注目が集まります。
また、3位はこちらも同数で11勝で中日の柳、巨人の髙橋優貴の2名となりました。特に巨人の髙橋優貴は8月29日の中日戦で10勝目を挙げてから調子を落とし1勝しか積み上げることが出来ず、結果的に規定投球回にも届きませんでした。(140.2回)今年の後半戦の不調を来年に活かし更なる活躍に期待したいですね!
【最優秀中継ぎ投手(最多ホールド)】
👑清水昇(東京ヤクルトスワローズ) 2年連続2度目(2020年、2021年)
50ホールド(日本新記録)
シーズンプロ野球記録となる50ホールドを挙げた清水昇。2020年に続き2年連続での中継ぎでのタイトル受賞と2021年ヤクルトの優勝を支えたブルペンには欠かせない投手となりました。また、リーグ最多の72試合の登板ながら防御率2.39と素晴らしい数字を残しました。近年のプロ野球にとって時に先発投手以上にリリーフ投手の活躍がチームの浮上に大きく影響してくる為、中継ぎは非常な部門だと言えます。
また、マウンドで抑えた際は感情を高揚させる姿もあり、気持ちの強い投手らしい投手ですね。
2位は阪神のブルペン陣を支えた岩崎が41ホールド、3位は中日の又吉が33ホールドとなりました。また、又吉は66試合に登板し防御率は1.28と近年の不調を覆す活躍を見せました。
【最優秀救援投手】
👑ロベルト・スアレス(阪神タイガース) 2年連続2度目(2020年、2021年)
42セーブ
セリーグのセーブ王を2年連続で獲得した阪神を2位に躍進させた不動の守護神スアレス。
2021年6月8日に、自己最速、阪神球団歴代最速となる球速163キロを記録しました。MLB移籍の噂などもありますが、日本球界で引き続きプレーするのであれば是非、まだまだ見てみた最強投手の1人ですね。
2位は広島のルーキー栗林が37セーブを記録したと共に防御率は驚異の0.86とセーブ王を獲得したスアレスの1.16を超えます。また、リーグ優勝を飾ったヤクルトのマクガフが3位で31セーブを記録しました。
【最多奪三振】
👑柳裕也(中日ドラゴンズ) 初受賞(2021年)
168奪三振
防御率2.20と最優秀防御率のタイトルにも輝き、キャリア最高の成績を残した柳ですが奪三振のタイトルでもセリーグのトップに立ちました。(奪三振率8.79)150キロを常時超えるような速球はありませんが、抜群のコントロールと落差の大きなカーブを武器に相手を惑わせる投球は玄人野球ファン好みと言えるようなスタイルでしょう。
2021年を機に中日ドラゴンズを背負って立つエースとなる事に期待が集まります。
2位は巨人の戸郷で138奪三振、3位は広島の森下で132奪三振。1位の柳と柳と30の差がありました。また、規定投球回の中で柳の奪三振率8.79とトップの数字を挙げました。
2021年シーズン前のタイトル予想は当たらなかった。。。
シーズン前、それもキャンプ前に予想して書いたものなので、前年のデータを基に自分の思い付きで予想してしまいましたね。
特にセリーグで大きかったのは私がシーズン前にタイトル獲得をするであろうと予想していた1人の菅野智之がまさかの怪我、不調で規定投球回にも到達できないという厳しいシーズンとなりました。
また、投手力の安定がチーム上位浮上の大きな要素である野球界において安定した投手力を作っていくことは12球団どこも同じ課題ではないでしょうか。
リーグ優勝はシーズン前の評論家や多くのプロ野球ファンの予想を大きく覆した東京ヤクルトスワローズが1位に輝きましたが、投手タイトルこそ最優秀中継ぎ賞の清水昇のみとなりましたが、2年目の奥川が規定投球回未満ながら9勝を挙げて躍進、楽天から2019年になった今野龍太が中継ぎとしての活躍、こちらも楽天から2020年に戦力外となり、惜しくもシーズン序盤で怪我での離脱となりましたが、近藤弘樹の活躍、守護神マクガフなどチームの先発投手の勝利数は小川泰弘、奥川と2名の9勝が最多ですが、万全なリリーフがチームを支えました。
2位阪神は投手力の万全さはやはりリーグでも屈指のレベルであり、先発は最多勝青柳を始め秋山もおり、リリーフでは今シーズン大飛躍となった及川、また岩崎、スアレスと次々にいい投手が出てきています。
3位巨人は前半こそ、高橋優貴、戸郷、なども磐石の活躍を見せていましたが、後半に入り大きく失速したこと、エースである菅野が年間を通して働けなかった事によりシーズン前の計算と大きく狂ってしまうこともあり、従来の予想に反して苦しいシーズンとなりました。
また、惜しくも4位に終わった広島カープですが、シーズン終盤は非常に勢いのあるところを見せられましたし、ルーキーの栗林の守護神としての大活躍もありました。これは来年以降も、若手の台頭も考えると非常に楽しみなチームであることに間違いないでしょう。
5位中日は非常に投手力は魅力的ではあるのですが、野手陣が少し厳しい戦いを強いられ、苦しいシーズンとなりました。
6位横浜はやはり投手力の整備が急務であると言えそうで、山崎康晃の復活や新戦力の台頭、また、1年だけではなく毎年安定して怪我で離脱することなく活躍できる投手の台頭が必須となってくるでしょう。
2021年セリーグ野手のタイトルホルダーの記事も書きましたので、よろしければ併せてご覧下さいませ!
2022年のセリーグの投手事情はどのように変わって来るか楽しみですね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました( ^ω^ )