1936年に始まった日本のプロ野球の歴史は非常に長いです。
そんな中でも抑えピッチャーといえば一般的に投手の中でも試合最後を勝利で締める絶対的存在であるイメージが強いですよね。
そんな中で、プロ野球をこよなく愛するじょへーが客観的かつ、独断(笑)で、
史上最強の抑えピッチャー3名を選んでみました!
【レジェンド】史上最強の抑えピッチャー3名!+どうしても外せなかった名選手も1名!
※尚、歴代最強抑えピッチャーに順位なんてつけるのは恐れ多いので、ランキング形式ではございません。
※便宜上、選手名は敬称略をさせて頂きます。
岩瀬仁紀(中日ドラゴンズ)
キャリアハイ:2005年 60登板1勝2敗46セーブ2ホールド 57.1回 防御率1.88 52奪三振 WHIP1.03
通算成績(NPB): 1002試合 59勝51敗407セーブ82ホールド 985.0回 防御率2.31 841奪三振 WHIP1.13 (1999年〜2014年,2016年〜2018年 実働19年 ※在籍20年)
※太字はリーグ最多、赤字はNPB最多。
NPB史上最強の抑え投手といえば、岩瀬仁紀以外考えられないでしょう。
通算セーブ数407はダントツでNPB歴代最多、通算登板数は前人未到の1002試合とプロ野球選手の中でもずば抜けた体の強さを証明しています。
武器は「死神の鎌」と形容され、左打者に威力を発揮した他、最速149キロのストレートが本人が意識していない中でムービングファストボールとして動くなど球速だけではなく絶対的な武器がありました。
抑え投手というと絶対的な球速が一般的に注目されがちですが、コントロールも非常に良く、主に落合博満氏が監督であった時代の中日ドラゴンズの絶対的存在として君臨していました。
佐々木主浩(横浜大洋ホエールズ・横浜ベイスターズ→マリナーズ→横浜ベイスターズ)
日本時代キャリアハイ:1998年 51登板 1勝1敗 56イニング 防御率0.64 78奪三振 45セーブ WHIP0.80
通算成績(NPB): 439試合 43勝38敗252セーブ 627.2回 防御率2.41 851奪三振 WHIP1.01 (1990年〜1999年,2004年〜2005年 実働12年)
通算成績(MLB): 228試合 7勝16敗129セーブ 223.1回 防御率3.14 242奪三振 WHIP1.08 (2000年〜2003年 実働4年)
「大魔神」で知られた抑えの絶対的存在の佐々木主浩。
150キロを超える速球に、落差の大きいフォークを操り相手打者を圧倒してきました。
1998年には45セーブ、防御率は脅威の0.64を記録し横浜ベイスターズの日本一に大きく貢献しました。
日本人選手としては抑え投手として初めてMLBへ挑戦し2000年にはMLB初年度から37セーブを挙げ新人王に輝きました。
日米通算のセーブ数は381と日本記録を持つ岩瀬仁紀にも逼迫する記録を残しており、記録にも記憶にも残る抑え投手と言えるでしょう。
高津臣吾(ヤクルトスワローズ→ホワイトソックス→メッツ→東京ヤクルトスワローズ→ウリ・ヒーローズ→興農ブルズ)
キャリアハイ:2001年 52登板0勝4敗37セーブ 51.2回 防御率2.61 39奪三振 WHIP1.20
通算成績(NPB): 598試合 36勝46敗286セーブ8ホールド 761.1回 防御率3.20 591奪三振 WHIP1.27 (1991年〜2003年,2006年〜2007年 実働15年)
通算成績(MLB): 99試合 8勝6敗27セーブ8ホールド 98.2回 防御率3.38 88奪三振 WHIP1.23 (2004年〜2005年 実働2年)
抑え投手としては非常に珍しいサイドスローの高津臣吾。
得意のシンカーを武器に野村克也監督時代の「投手王国」を支えてきました。
MLBにも挑戦し中継ぎ、抑えと活躍し、2年間で27セーブを挙げました。
球速自体は140キロ前後と、剛腕投手の多い抑え投手の中でもかなり遅い部類になりますが上記に挙げたシンカーに加え、抜群のコントロールを武器に奪三振こそ他の抑え投手に比べて多くはありませんが相手打者を凡打で翻弄してきました。
と、ここまでベスト3人を挙げてみましたが、、、、
すみません、どうしても外すに外せない素晴らしい抑えピッチャーをご紹介させて頂きます。
デニス・サファテ(ブルワーズ→アストロズ→オリオールズ→広島東洋カープ→埼玉西武ライオンズ→福岡ソフトバンクホークス)
日本時代キャリアハイ:2017年 66登板2勝2敗54セーブ3ホールド 66.0回 防御率1.09 102奪三振 WHIP0.67
通算成績(NPB): 427試合27勝20敗234セーブ48ホールド 435.1回 防御率1.55 574奪三振 WHIP0.89 (2011年〜2018年 実働8年 ※在籍11年)
※太字はリーグ最多、赤字はNPB最多。
通算セーブ数は234と名球会に僅かに届きませんでしたが、実働8年でこれだけの実績を積み上げてきたサファテ。
特に2017年にはシーズン歴代記録の54セーブを挙げるなど絶対的な存在として君臨してきました。
2018年シーズン途中を最後に股関節の怪我に最後まで苦しめられ、投球が出来るようになるまでには至りませんでした。
日本球界では広島、西武、ソフトバンクと渡り歩いてきましたが、どの球団でも素晴らしい活躍をし、日本の最強助っ人リリーフ投手の1人として今後もファンの記憶に語り継がれることでしょう。
プロ野球選手が実際に試合に使ったバットで作られた「お箸」の「かっとばし」を利用して環境にやさしいSGDsの一員になり、プロ野球を持続可能な社会の一つとして支えていきましょう!
通算セーブ数で歴代すごい抑えピッチャーを挙げてみた
4名の歴史に名を残す抑えピッチャーを書いてきましたが、
そんな歴史に名が残るような抑えピッチャーを「通算セーブ数」という観点で挙げてみました。
1位 407セーブ 岩瀬仁紀
2位 286セーブ 高津臣吾
3位 252セーブ 佐々木主浩
4位 250セーブ 平野佳寿※2024年現在現役
5位 243セーブ 藤川球児
6位 236セーブ 松井裕樹※2024年現在現役
7位 234セーブ サファテ
8位 228セーブ 小林雅英
9位 227セーブ 山崎康晃※2024年現在現役
9位 193セーブ 江夏豊
他の記録に比べて現役選手が勢揃いのセーブランキングですね!
投手の分業制が徐々に2000年以降に進み、先発完投だけが全てではなくなってきた現代にかけて記録を保持している選手が増えましたね。
特に通算セーブ数については岩瀬仁紀が407と頭一つ抜けているので、今後この記録を抜く投手が出てくるかに注目が集まりますね!
また、2023年シーズンにオリックスバファローズの平野佳寿が日米通算250セーブを挙げ迷宮会入りを果たしました。
東北楽天の松井裕樹も2023年終了時点で236セーブと2024年を29歳になる年齢としては名球界入り要件は当たり前と言っても過言ではないペースで活躍を続けています。
横浜DeNAの山崎康晃はルーキーイヤーより守護神として君臨し37セーブをあげ、2022年シーズン途中になんと史上最速の29歳10ヶ月で200セーブを達成しました。
特に本人は「ツーシーム」と呼んでいる落差の大きい縦スライダーのような変化球は決め球として相手打者を翻弄しています。
現段階でも歴代9位とまだまだこれからセーブ数を積み上げていける可能性は十分にあります。
いかがでしたでしょうか?
ポジション毎の歴代レジェンドを上げていきましたが、皆さんの抑えピッチャーベスト3ございましたら是非コメント欄でも結構ですのでご意見いただけると嬉しいです。
※他のポジションもありますので是非ご覧くださいませ。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました( ^ω^ )