1936年に始まった日本のプロ野球の歴史は非常に長いです。
そんな中でも一塁手、ファーストといえば「打線の中心を担う選手」として野球の試合で重要な役割を担っていますよね。
試合の中で高い打撃力が求められる中でも、ファーストの守備というのは意外と色んな動作が多くて専門性があると言われています。
そんな中で、プロ野球をこよなく愛する当サイトが客観的かつ、独断(笑)で、
史上最強のファースト3名を選んでみました!
【レジェンド】史上最強のファースト3名!+どうしても外せなかった名選手も1名!
※尚、歴代最強ファーストに順位をつけるのは恐れ多いので、ランキング形式ではございません。
※便宜上、選手名は敬称略をさせて頂きます。
王貞治(読売ジャイアンツ)
キャリアハイ:1964年 140試合472打数151安打 打率.320 本塁打55 打点119 出塁率.456 長打率.720 OPS1.176 四球119 敬遠20
通算成績(NPB):2831試合 9250打数2786安打 打率.301 本塁打868 打点2170 得点1967 塁打5862 四球2390 敬遠427 出塁率.446 長打率.634 OPS1.080(1959年〜1980年 実働22年)
紛れもない日本の、世界の本塁打王である王貞治。
ホームラン868本は誰もが知るところではありますが、長きに渡って強い巨人で打線の中核を担い、勝利に導いてきたことの方が評価されるべきでしょう。
高校時代は投手として鳴らし、実力を示してきましたが、守備の面でもファーストとしてゴールデングラブ賞を14回受賞しました。
ドラフトで強打の選手が現れる度に「王貞治の記録」に言及されることも少なくありませんが、彼が残した通算成績を超える選手が未だに現れていないという点でも王貞治がレジェンドであり続ける理由のひとつでしょう。
落合博満(ロッテオリオンズ→中日ドラゴンズ→読売ジャイアンツ→日本ハムファイターズ)
キャリアハイ:1985年 130試合 460打数169安打 打率.358 本塁打52 打点146 (三冠王)
通算成績(NPB):2236試合 7627打数2371安打 打率.311 本塁打510 打点1564(実働20年 1979年〜1998年)
プロ入りは26歳と、歴代のレジェンド達の中でも遅いプロ入りでしたが、通算安打数2371本、通算打率.311と驚異的な成績を残した落合博満。
3度の三冠王を獲得したというレジェンド中のレジェンドです。
守備位置はファースト、セカンド、サードと様々なポジションを経験してきましたが、現役時代に一番多く出場したのはファーストであったので、選出させて頂きました。
意外なことにゴールデングラブ賞の受賞はどのポジションでもありませんでしたが、守備の信頼感も非常に高かったようです。
プロ野球選手としてのプレー、成績も超一流ですが、プロ野球選手のステータスである年俸に大きな変革をもたらしたのも落合博満であり、日本人選手初の1億円、2億円、3億円プレーヤーとして現在のプロ野球選手の高年俸を作り上げてきた1人でもあります。
誰にも真似できない独特の神主打法から繰り出される芸術的なバッティングは、現役、監督を引退した後に「24時間365日野球を中心に生活をしていた」という落合だからこそ成し遂げられたものなのではないでしょうか。
清原和博(西武ライオンズ→読売ジャイアンツ→オリックスバファローズ)
キャリアハイ:1990年 129試合436打数134安打 打率.307 本塁打37 打点94 四球105 死球15 出塁率.454 長打率.615 OPS1.068
通算成績(NPB):2338試合7814打数2122安打 打率.272 本塁打525 打点1530 死球196 三振1955(1986年〜2006年,2008 実働22年 ※在籍23年)
通算安打数だけで見ると決してベスト3ではないのですが、やはり清原和博でしょう。
これだけの通算成績を残しておきながら打撃タイトルの獲得がキャリアを通して1度もないという「無冠の帝王」と呼ばれた清原和博ですが、PL学園から高卒の10代でレギュラーに定着し3割30本を達成するなど今後のプロ野球の歴史をみてもこれだけの選手が出てくる可能性は極めて低いでしょう。
また、キャリアを通して5度のゴールデングラブ賞に輝いており、こちらはパリーグでのファースト部門最多獲得となります。(タイ記録で小笠原道大も)
落合博満からは「高校時代の清原からするとプロ入り後の活躍ぶりは残念だった」と言われてしまうほどでしたが、「無冠の帝王」と呼ばれるからこそ清原和博が引退しても尚、語り継がれているのではないでしょうか。
と、ここまでベスト3人を挙げてみましたが、、、、
すみません、どうしても外すに外せない素晴らしいファーストをご紹介させて頂きます。
小笠原道大(日本ハムファイターズ・北海道日本ハムファイターズ→読売ジャイアンツ→中日ドラゴンズ)
キャリアハイ:2003年 128試合 445打数160安打 打率.360 本塁打31 打点100 出塁率.473
通算成績(NPB):1992試合 6828打数2120安打 打率.310 本塁打378 打点1169 (1997年〜2015年 実働19年)
「ガッツ」の愛称で親しまれてきたパワフルな打撃が魅力の小笠原道大。
みている時代によってはサードのイメージも強いかもしれませんが、通算ではファーストでの出場数の方が多く5度のゴールデングラブ賞獲得のうち4度がファーストでの受賞となっております。
キャリアハイの2003年は.360のハイアベレージに加え、本塁打、打点共に素晴らしい成績を残した他、毎年、3割30本100打点レベルの素晴らしい成績をコンスタントに残しており、当時のプロ野球を象徴する選手でした。
これだけのスラッガーにもかかわらず高校通算本塁打0本という記録もまたロマンを感じさせるところであります。
プロ野球選手が実際に試合に使ったバットで作られた「お箸」の「かっとばし」を利用して環境にやさしいSGDsの一員になり、プロ野球を持続可能な社会の一つとして支えていきましょう!
通算安打数で歴代すごいファーストを挙げてみた
4名の歴史に名を残すファーストを書いてきましたが、
そんな歴史に名が残るようなファーストを「通算安打数」という観点で挙げてみました。
1位 2786安打 王貞治
2位 2371安打 落合博満
3位 2351安打 川上哲治
4位 2314安打 榎本喜八
5位 2204安打 大杉勝男
6位 2204安打 大島康徳
7位 2122安打 清原和博
8位 2120安打 小笠原道大
9位 2095安打 松原誠
10位 2062安打 谷沢健一
そうそうたるメンバーが揃っていますね!
現役を引退した選手ばかりですがいまだにプロ野球関連のニュースなどをみているとテレビに出演されてコメントを出されている方、監督やコーチなどをやられている方も沢山おられますよね!
また、プロ野球草創期の元祖レジェンドファーストとして川上哲治の名前が挙げられるでしょう。通算2351安打の素晴らしい成績に加え、「ボールが止まってみえた」という現在でも語り継がれる名言はテレビやデジタル機器がなかった当時の逸話だからこそそのロマンをより際立たせています。
現代のプロ野球では一塁手としての守備力なども重要視されていますが、当時川上自身は守備に意識は置いていなかったようで当時の内野陣のチームメートからはあまりにも動きが悪いため嘆かれていたようです。
そんな川上哲治が、監督となった際のファーストが王貞治と、何度もゴールデングラブ賞に輝く名手をファーストで起用し続けたことや、他のポジションでも高田繁など守備力の高い選手を重宝したという点は興味深いものがありますよね。
いかがでしたでしょうか?
ポジション毎の歴代レジェンドを上げていきましたが、皆さんのファーストベスト3ございましたら是非コメント欄でも結構ですのでご意見いただけると嬉しいです。
※他のポジションもありますので是非ご覧くださいませ。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました( ^ω^ )