1936年に始まった日本のプロ野球の歴史は非常に長いです。
そんな中でもショートといえば一般的に「華型」として非常に野球の試合で重要な役割を担っていますよね。
内野手の中でも一番守備範囲が広く、ゴロが飛んできた際には一塁までの送球が一番遠くなるので強い肩を求められます。
そんな中で、プロ野球をこよなく愛する当サイトが客観的かつ、独断(笑)で、
史上最強のショート3名を選んでみました!
【レジェンド】史上最強のショート3名!+どうしても外せなかった名選手も1名!
※尚、歴代最強ショートに順位なんてつけるのは恐れ多いので、ランキング形式ではございません。
※便宜上、選手名は敬称略をさせて頂きます。
松井稼頭央(西武ライオンズ→メッツ→アストロズ→東北楽天ゴールデンイーグルス→埼玉西武ライオンズ)

キャリアハイ(NPB):2002年 140試合582打数193安打 打率.332 本塁打36 打点87 盗塁33 ※トリプルスリー
通算成績(NPB):1913試合7190打数2090安打 打率.291 本塁打201 打点837 盗塁363(1995年〜2003年,2011年〜2018年 実働17年 ※在籍18年)
通算成績(MLB):630試合2302打数615安打 打率.267 本塁打32 打点211 盗塁102(2004年〜2010年 実働7年)
1990年代以降にプロ野球を観てきた方にとってはもはやレジェンド中のレジェンドでしょう。
日米通算で2715安打を放ち本塁打も233本と守備負担の大きいショートとして偉大すぎる数字を打ち立てたのが松井稼頭央です。
圧倒的な身体能力からの強い送球で4度のゴールデングラブ賞に輝いた華麗な守備を披露し、キャリアハイの2002年にはシーズンで36本塁打を放ち、4番打者並みの活躍を見せました。
メジャーへ挑戦し、天然芝での打球の違いから非常に苦しんだ印象がありましたし、もちろん文化の違いやファンからは目に見えないところの辛さはあったかと思いますがそれでもレギュラーとして活躍していた点についてはやはり日本人内野手の最高峰と言っても過言ではありません。
石井琢朗(横浜大洋ホエールズ・横浜ベイスターズ→広島東洋カープ)

キャリアハイ:1998年 135試合 555打数174安打 打率.314 本塁打7 打点48 39盗塁
通算成績(NPB):2413試合 8638打数2432安打 打率.282 本塁打102 打点670 (1989年〜2012年 実働24年)
※投手通算成績 28登板 1勝4敗 49.0回 防御率5.69 23奪三振 WHIP1.88(1989年〜1991年 実働3年)
横浜不動のリードオフマンとして、1998年に優勝したマシンガン打線の象徴としても強く印象が残っています。
投手として入団するものの、自身で投手としての限界を感じた為、野手へ転向。
結果的にこれが石井琢朗のプロ野球選手としての大成功となりました。
本塁打こそ通算で102本と決して長打が多くあるタイプではありませんでしたが、卓越した打撃センスで通算2432安打を放ち、4度の盗塁王、ショートで1度、サードで3度のゴールデングラブ賞にも輝きました。
非常に華のある1番ショートの典型的な石井琢朗の活躍はこれからも語り継がれるでしょう。
宮本慎也(ヤクルトスワローズ・東京ヤクルトスワローズ)

キャリアハイ:2001年 125試合 477打数129安打 打率.270 本塁打1 打点17 犠打67(シーズンNPB記録) 盗塁11
通算成績(NPB):2162試合 7557打数2133安打 打率.282 本塁打62 打点578 犠打408 盗塁111(1995年〜2013年 実働19年)
野球に必要なものは全て備えていたような選手である宮本慎也が内野を守っているだけでその安心感は絶大なものがありました。
長打こそありませんでしたが、入団時にあまり期待されていなかった打撃も3割を記録するようになるなど通算でも.282の高打率を残しています。
また、特筆すべきはゴールデングラブ賞を通算で10度獲得しており、ショートで6度、サードで4度と複数ポジションで10度の獲得は史上最多タイ記録となります。(石毛宏典も同様)
と、ここまでベスト3人を挙げてみましたが、、、、
すみません、どうしても外すに外せない素晴らしいショートをご紹介させて頂きます。
坂本勇人(読売ジャイアンツ)

キャリアハイ:2019年 143試合 555打数173安打 打率.312本塁打40 打点94 出塁率.396 長打率.575 OPS.971
通算成績(NPB):2101試合 7983打数2321安打 打率.291 本塁打288 打点1004 162盗塁 ※2023年シーズン終了時点(2007年〜2024年現在現役)
まだまだ現役です。
また、坂本勇人を3名に入れるかどうかは非常に悩みましたし、むしろ3名という枠を作るんじゃなかった。。。と思ってしまうほどなんですよね。
2006年当時超大注目の愛工大名電の堂上直倫を巨人が1位指名で抽選で外し、ハズレ1位として入団しましたが、結果だけを見れば坂本勇人の活躍ぶりは2006年、楽天に入団した坂本の同級生田中将大や広島に入団した前田健太など、プロ野球界を代表する選手となりました。
また2019年には自己最多の40本塁打を放ち、球団右打者最多の長嶋茂雄を抜き球団歴代1位、また、遊撃手としては宇野勝(中日)以来の史上2人目の快挙を達成しています。
19歳でショートのレギュラーを獲得するとそこから活躍を続け、首位打者の獲得、2020年には31歳11か月という史上2番目の早さで2000本安打を達成しています。
また、レギュラー定着当初は守備に難があると言われていましたが、宮本慎也と自主トレを共にするなど常にレベルアップを図り、ゴールデングラブ賞も5度獲得するほどの守備の名手としても際立っています。
まだまだ現役で更なる坂本勇人の活躍を見たいと願う野球ファンは多いことでしょう。
プロ野球選手が実際に試合に使ったバットで作られた「お箸」の「かっとばし」を利用して環境にやさしいSGDsの一員になり、プロ野球を持続可能な社会の一つとして支えていきましょう!
通算安打数で歴代すごいショートを挙げてみた
4名の歴史に名を残すショートを書いてきましたが、
そんな歴史に名が残るようなショートを「通算安打数」という観点で挙げてみました。
1位 2429安打 石井琢朗
2位 2321安打 坂本勇人
3位 2133安打 宮本慎也
4位 2090安打 松井稼頭央(MLB通算615安打)
5位 2090安打 鳥谷敬
6位 2064安打 藤田平
7位 2020安打 野村謙二郎
8位 2012安打 田中幸雄
9位 1912安打 井端弘和
10位 1864安打 吉田義男
いやぁ、でも!
どうしてもこの選手を挙げておきたい!
鳥谷敬(阪神タイガース→千葉ロッテマリーンズ)

キャリアハイ:2010年 144試合 575打数173安打 打率.301本塁打19 打点101 盗塁13 四球66 出塁率.373 長打率.475 OPS.848
通算成績(NPB):2243試合 7537打数2099安打 打率.278 本塁打138 打点830 131盗塁 四球1055 (2004年〜2021年 実働18年)
どうしてもやっぱり紹介させて欲しかったのが鳥谷敬です。
当時は井端和弘、坂本勇人など名手が揃う中でもゴールデングラブ賞にショートで4度、サードで1度受賞しており、土のグラウンドの甲子園でも抜群の守備力を誇りました。
また、逆方向に強い打球と、抜群の選球眼を誇り、阪神タイガース史上最高のショートといっても過言ではないでしょう。
突出しているのは歴代2位の連続試合出場1939試合、歴代2位の連続試合フルイニング出場667試合(遊撃手として日本記録)とショートとして偉大な記録を残しました。
それだけ鳥谷敬が常に試合に出続けるという安心感がありました。
いかがでしたでしょうか?
ポジション毎の歴代レジェンドを上げていきましたが、皆さんのショートベスト3ございましたら是非コメント欄でも結構ですのでご意見いただけると嬉しいです。
※他のポジションもありますので是非ご覧くださいませ。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました( ^ω^ )