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ソフトバンクの米ドラ1スチュワート投手獲得から田澤ルールはますます疑問に思う

野球ファンからすれば、昨年の全米ドラフト1位のカーター・スチュワート投手を日本のプロ野球チームであるソフトバンクホークスが獲得するという今まででは考える事もできなかった出来事がニュースで伝えられました。

この報道自体は、日本のプロ野球ファンの1人であるジョへーはとても嬉しく思いましたね!

ただ、日本のプロ野球が大好きだからこそどうしても、引っかかるのが「田澤ルール」です。

簡単に田澤ルールとは何かというと、下記を引用させて頂きました。

田澤問題[編集]

2008年9月11日、記者会見でメジャーリーグ挑戦の意思を表明[6]。同時に日本プロ野球(NPB)の12球団宛にドラフト指名を見送るよう求める文書を送付した。日本球団からのドラフト上位指名が確実視される選手が日本球界入りを拒否しメジャーリーグ挑戦を表明したことは「田澤問題」として日本プロ野球のドラフト制度に問題を提起した[7]。従来、NPB/MLB間には互いの国のドラフト候補選手とは交渉しないという紳士協定があったが、田澤のようにアマチュア選手本人がメジャー挑戦を希望しているにも関わらずこれを阻害することは職業選択の自由に反するため、この例外となった[8]。一方で、日本球界側からは田澤に続いて有力アマチュア選手が直接メジャーに行くようになることでドラフト制度の崩壊を懸念する声も挙がった[9]。この結果、日本のプロ野球のドラフト指名を拒否して海外のプロ球団と契約した選手は、当該球団を退団した後も一定期間(大卒・社会人は2年間、高卒選手は3年間)はNPB所属球団と契約できないとするルール(いわゆる田澤ルール)が設けられた[10]

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E6%BE%A4%E7%B4%94%E4%B8%80

みなさんはご存知ではないかもしれないですが、社会人野球のドラフト1位候補であった田澤純一投手は、日本のプロ野球チームのドラフトを経ずにMLB球団への入団を希望しました

これが、当時の日本の野球界で大きな話題となり、上記のように「田澤ルール」ができるきっかけとなりました。

ジョへーはずっと「田澤ルール」というものについては疑問に思っていました。というよりは廃止するべきであるという立場です。これには賛否両論があると思いますけどね。

今回のソフトバンクホークスのスチュワート投手獲得の報道を踏まえて、プロ野球界への疑問を書いていきます。

カーター・スチュワート投手とは?

アメリカ出身のカーター・スチュワート投手2018年全米ドラフト1位(全体8位)でアトランタブレーブスから指名を受けました。

98マイル(158キロ)の速球に大きなカーブが武器の注目投手です。

少しソフトバンクの守護神サファテ投手を彷彿とさせるようなイメージではないでしょうか。

まだ19歳のようです。末恐ろしいですね。。。

もしソフトバンクとの契約合意が本当ならば2020年シーズンから日本のプロ野球で活躍する姿が観れるのでしょうか?

何故MLB球団との契約が進まなかったか

報道によると昨年のドラフト指名から入団交渉の際に、当初予想されていた契約金が450万ドル(約4億9,500万円)から、メディカルチェックで手首の不調が見られ、200万ドル(約2億2,000万円)で提示されていたと報道では言われています。

アメリカの契約社会なのか、交渉が進まず合意には至っていなかったようですね。これだけでもすごい金額だと思いますけど、、、

ソフトバンクの提示した金額となぜソフトバンクなのか

報道によると6年総額700万ドル(約7億7,000万円程度)との事です。

結構長い期間の契約になるという事ですよね。

この金額が選手、球団にとって高いのか安いのかは分かりませんが、近年育成にかなり力を入れているソフトバンクなので、スチュワート投手の怪我も考慮してでも、育成を目的として獲得するという思惑がスチュワート投手サイドとソフトバンクサイドで合致したのかもしれません。

また、ソフトバンクホークス自体は、ソフトバンク自体の資金力もある為、日本球界の他球団ではできないような補強も積極的に行なっていきたいという思惑もあるのではないでしょうか。

ただし、ソフトバンクサイドは現時点では正式なコメントを控えているとのことなので、今後の正式発表を期待したいですね!

もしスチュワート投手のソフトバンク入団が実現したら起こり得ること

MLBサイドとしても自国の有望選手が外国のチームへ流出してしまうという事については何かアクションがあるかもしれません。

日本とアメリカでの新しい取り決めが出来るかもしれません。

但し、日本にも最初に触れた通り「田澤ルール」というものがあり、日本のアマチュア球界でプレーする有望選手が日本のプロ野球界を経ずメジャー挑戦をした場合に、メジャー球団退団後一定期間日本のプロ野球チームへ入団することはできません。

この問題も再度議論の対象となる可能性があるのではないでしょうか。

田澤ルールについて正直に意見を述べさせて頂きたい

ジョへーは「田澤ルール」が出来てから常にこのルールは廃止すべきであると考えてきました。

日本のアマチュア球界の有望選手がより高いレベルでプレーしたいと思うのは当然の感情だと思います。もちろん、選手によってはその年の最高レベルの評価がある選手が日本のプロ野球を選ぶ選手だっていると思います。

せっかく日本で有望な選手だったのに、メジャーに挑戦するだけで、生まれ育った日本でプレーしたいと思っても、そういう機会が得られないという事です。

確かに、日本の有望選手全てがメジャー挑戦という流れになると日本球界のレベルの低下につながる可能性はありますし、日本球界がメジャーリーグの下皿と考えてしまう事も出来てしまうわけですよね。

あくまでも感情論の域は過ぎないですが、確かにビジネスという観点での「田澤ルール」かもしれませんが、日本の野球に還元しようと日本球界へメジャーを経てチャレンジしようにも出来ない環境だとその選手は、海外のチームで貢献したいと考えるのは当然だと思います。

確かに田澤ルールを良く解釈してみると、メジャーに行ってはいけないとは決して言っていないんですよね。

でも、めちゃくちゃ遺恨残りませんか?

こんなルールがあってわざわざどうしても日本で野球がしたい!っていう選手なんていないんじゃないでしょうかね。

日本球界も競争力を高めていってほしい

メジャーリーグの超大型契約などを見ていると10年契約、単年30億円の年俸を手に入れる選手もいます。ブライスハーパー選手やジャンカルロスタントン選手などが長期契約を結んでいますよね。

日本のプロ野球だと読売ジャイアンツの菅野智之投手で単年6億5,000万円と言われています。

最高年俸においてはメジャーリーグに比べて日本のプロ野球界は3分の1程度とまだまだ、ビジネスとい観点には到底メジャーリーグに及びません。

しかし、日本のプロ野球界もメジャーリーグのような放映権収入などビジネスという観点でもっと競争力を高めていってほしいと思います。

メジャーリーグにも劣らないような条件を提示できるようになるとメジャーリーグの超大物選手が日本に来るという時代も来るかもしれません。

やはりビジネスなので資金力がものを言う部分があります。

これからのプロ野球

ジョへーは小学生の時からプロ野球ファンですが、時代が変われば状況も変わるのでこれからも変わりゆくプロ野球を応援しいきたいと思います。

ですが、以前にもブログで書いたクライマックスシリーズの制度については見直してほしいと思いますし、変わるべき点もたくさんあると思います。

関連記事:2019年プロ野球のクライマックスシリーズはもういらない

個人的には西武ライオンズファンなのでペナントレースでは、ソフトバンクホークスはライバルチームなのですが、育成への注力や、資金力を活かして様々な取り組みを行うと言う点では悔しいですが(笑)日本のプロ野球界のためにはなくてはならない存在になってきているのではないでしょうか。

今回のスチュワート投手の報道がどのように明らかになっていくのか楽しみに待っていようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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