日本社会では、過疎化が深刻な問題を抱えています。
恐らく過疎化はどの国でも、都市部が発達していくと起こる問題ではあると思います。
過疎化になると何が問題かということを実際に都会と田舎に社会人生活を過ごした私が考えていきたいと思います。
都会へ人が流れるのは何故?
私はどちらかといえば都会の方が好きです。あなたはどうでしょうか?
それは何故か。ただ単純に都会の方が交通網がしっかりしている為、買い物に行くにも、遊びに行くにも、飲みに行くにも(笑)、仕事に行くにもストレスを感じにくい点があります。
東京都23区内に住んでいた際は、朝夕の通勤ラッシュの電車の中はそれはもうしんどかったですが、仕事帰りにスーパーマーケットも駅からすぐ近くにあったり、徒歩圏内、最悪でも自転車圏内で生活は完結してしまうのですね。この生活を一度体験してしまうと田舎で住む事が難しくなってくるのも事実でした。(ジョヘーの体験談)
仕事が見つかりやすいというのも理由の一つに挙げられると思います。
実際にインターネットで求人が溢れるようにありますが、私が仕事を辞めて次を探す際も、『これぐらいだったら生活は出来るだろう』という求人がたくさんあります。逆に田舎だと『こんなにきつそうな仕事でこれぐらいしか収入ないときついな』という状況です。※あくまでも個人と田舎、都会と居住経験のある友人からの情報を基にしていますので絶対ではありませんので悪しからず。
田舎に仕事がないor見つかりにくかったり労働条件が悪いとやはり若者だろうが誰だろうが、都会を選んでしまうのは致し方ないのではないと思います。。。
この辺りは行政なのか、国なのかは分かりませんが、都会だけではなく、どの地域に住んでもそれぞれの良さを明確にできない限りは現段階では都会に人が流れていくというのは誰が悪いのではなく自然の流れになってしまうのではないでしょうか。
以下は、過去に私が書いた田舎と都会の比較記事です。
若者人口が減ることにより高齢化社会が進み負のスパイラルに
名の通りですが、私は田舎で生まれ、学生生活が終えたのを機に、大阪(大阪市内)→東京(23区内)と住んできました。現在は田舎で暮らしているのですが、やはり学生時代の友人の大半は私が生まれた本当の田舎の部分には住んでおらず、比較的中心街へ引っ越していました。
かなりの数の人が高齢者だなという印象を受けます。もちろん私も何十年もすれば高齢者になるのですが、高齢者になると労働力という点ではどうしても若者よりも劣ります。
そして、地域の税収が減り、予算が減り、地域の衰退へと繋がります。
負のスパイラルは止まらなくなりますよね。そして、発展しない街に新たに住みたいという人は余程のことではない限りないのではないでしょうか。
こうして、一度人が集まらなくなった地域は行政としての資金も、魅力も失ってしまい、新たに若者が住むという事は無くなりますよね。
決して私が田舎が嫌いということを言いたいのではないです笑、本当に住んでみて不便だと思ったり、これだったら新たに住む場所に選ばないよなと感じたまま書いています。
予算削減による様々な品質の低下
これは実際に私の出身地で起きている問題なのですが、駅から少し距離のあるところに位置しています。
そうなると通学、通勤でバスか自転車やバイクが必要になります。
にも関わらず、バスは片道360円程度と都心部に比べてもかなり割高な上、1時間に1本程度しかありません。
それでもバスに乗っている人は見かけますが、電車の時間と合わないときは長い時間バス停で待つ必要があります。更に、運賃もかなり高い。。。
となると、ここに住みたいか??という話になってくるわけですね笑
家賃がタダor他に比べて圧倒的に安いというならば別ですが、正直忙しい現代人にとっては『時間』というものはお金を払ってでも効率化したいものではないでしょうか。
天気のいい日ならまだしも、悪天候の中外でバスを待つのって本当に苦痛ですから。。。笑
こうしていくうちに、ここに住むメリットは?というものを地域愛というものだけでは決めきれないような問題がたくさん出てきます。
極端な過疎化を起こさない政策が必要かもしれない
一度過疎化が始まった地域は、人が集まりやすい施設や制度を作らない限りは衰退へと向かっていく一方でしょう。
一部、過疎が起きている地域では奨励金を出したりしているところもある事から、具体的な対策を行っていくべきです。
また、これらは地域の行政だけではなく、国をあげて変革を起こさない限りは難しいでしょう。
田舎全てを都会にする事はできないとは思いますが、交通網や手当などを強化し、『不便だけどメリットもしっかりある田舎』に変わっていってほしいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました(^ ^)