プロ野球選手として輝かしい成績を収め、プロ野球チーム中日ドラゴンズの監督として在籍8年間で4回のリーグ優勝という野球人として誰もがその実績を認める落合博満さんから学んだ事を書いていきたい。
プロ野球に興味があまりない人は、落合さんを知らない人もいるかもしれないが落合博満さんという『仕事人』として考えると野球ファン以外でも学べる事は沢山あるので紹介していきます。
本記事では、落合博満さんのプロ野球選手としての実績の詳細については飛ばして書いていますので『仕事』という観点で何がすごいのか、人とは何が違うのかという事を落合博満さんの書籍から私が学んだ事を書いていっているので是非最後までお付き合い頂けると幸いです。
プロ野球選手としてのすごさも野球ファンの1人として少し紹介させて欲しい(笑)
野球に興味がない人には申し訳ないですが、もうね、、、芸術というか全てがすごいんです!
現代のプロ野球選手も落合さんに憧れる人は数多いと聞きますが、納得出来ます。
コンテンツ
ビジネスパーソンとしての落合博満さん
プロ野球界で選手としても監督としても誰もが認める実績をあげてきた落合さんですが、実際にプロ野球界の中では選手として輝かしい実績を持ちながらも監督としては満足のいく実績が残せない人が大半です。
落合さんは監督としても選手としても輝かしい結果を残してしまったのがすごいところです。
落合博満さんというと、プロ野球選手で初めての1億円プレーヤーでした。
これは、当時のプロ野球では長嶋茂雄さん、王貞治さんという野球界では神様のような選手でも1億円に到達する事はなかったのですが、落合さんが達成しています。
プロ野球選手のステータスそのものを変えてしまった落合さんのブレないスタンスは当時、賛否両論があったのも事実です。
今、働く会社員の我々も、自分の仕事に自信を持って、より高い給料交渉が出来る人ってそうはいませんよね。
この点においては当時のプロ野球界でも異質の存在であったに違いありません。お金にうるさい人は嫌われることもあるので、敵も多かったかもしれません。
但し、プロ野球選手というものは本来は落合さんのような姿があるべき姿で、会社員のように半ば終身雇用が約束されているわけではありません。
現在ではプロ野球選手でも比較的多くの1億円プレーヤーが誕生していますが、落合さんが作り上げてきた風潮である事は間違いないと思います。
監督としての落合博満さんから仕事のあるべき姿を学んだ
僕が物心ついてプロ野球を見る頃には落合さんは選手としては引退してしまっていたけれど、中日ドラゴンズの監督に就任された際の落合さんはずっと見てきた。
当時の中日ドラゴンズは本当に強かった。というよりとても不気味な存在だった。
特別大スター選手ばかりが集まるわけではないのに、シーズンが終わってみれば優勝しているという年度が続きました。
だから、どうしても野球をみる僕としても監督の力何だろうと思って書籍を買って読みました。
この本には落合さんの監督として心がけていた事がありのままに書かれている。
一番驚いたのはとにかく『結果』というものだけをひたすら追求されてきている点だ。
社会人なら誰しも、仕事をしていると周りの色んな環境に嫌気がさしてしまうことがある。
僕もその1人ですが。。。
それでも、『結果』の為に必要なものは何かということだけに焦点を当ててそれに向かって努力や研究をひたすら続けるという至極当然なシンプルな事が書かれている。
部下に仕事をしやすい環境を作ることを監督、上司として非常に重視されていた事がわかる。
上司が、保身や部下に責任を押し付けたりしてしまう環境だと組織全体が弱ってしまうという事がどの世界でもある。
実は落合さんが監督として人の上に立って部下を動かしてきた中で心掛けてきた事は、当たり前のことを当たり前にやるという事に尽きるのではないかとこの本を読んで感じた。
人にものを教えるという事を落合さんから学んだ
落合さんにはもう一つ、社会人として学ぶべき本がある。
僕が社会人になって25歳の時にチームのリーダーとして仕事を任してもらった時に真っ先に手に取った本がこれです。
この本ではコーチとして選手に野球を教えた経験や落合博満という自分自身を作り上げてきた経験が書かれています。
野球の技術のことはほとんど書かれていませんでしたので、誰が読んでも読みやすいと思います。
僕が実際にチームのリーダーになり、部下10名と仕事をさせて頂いた際にこの本に書いてある事を基に仕事をした。
何を心掛けたかというと、『見守る』という事です。
人の上に立つと、部下につい出来ないことまで期待してしまってその人が持つ本来の良さを失ってしまったりする事が、社会人生活を通してとても感じる点です。
落合さんの言う『見守る』と言うことは決して何も言わないのではなく、その人の意見や考え方を尊重し、それでもいい答えが見つからない時は手を差し伸べてあげると言う点だ。
私はチームのリーダーとして、余計な予算を使って特別な施策を打ち出すのではなく、チームのメンバーひとりひとりが今ある力をしっかり100パーセント出し切ってもらう事に注力して仕事をした。
そして、あまり何も言うことはなかった。
唯一感情を表に出したのは自身のメンバーの立場が悪くなりそうな時は代弁者として精一杯顧客にも歯向かったりもした(笑)
若かったので少し至っていない点もあったかもしれないが、当時のチーム対抗では他社も含めでほぼ負けなしの状態が続いた事は僕にとっても自信になった。
もしこの本に出会っていなかったら、部下と上司という立場を利用して叱責することしかしなかったかもしれない。
そういう意味では人を管理する、教えるという事の真髄を学べたと確信している。
落合博満という人間は神様じゃない
落合さんの実績や、現在では監督業からも離れてテレビなどでコメントされることも増えましたが、常に的を射た発言をされているが、インタビューなどでもしきりに言われているように落合博満は天才じゃないということは事実なのかもしれません。
実績だけにフォーカスされがちなのはどの世界でも共通するけど、落合さんが下記のようにインタビューでお話されているので見てみてください。
とにかく積み重ね、努力した事は裏切らないということを話をされています。
また、落合さん自身が『自分は一番練習した』と言われていることが印象に残ります。
僕たちの世界でも輝かしい実績や、素晴らしいパフォーマンスができる方がいます。
どうしてもそういう人たちを天才と読んでしまうのですが、最初から何でもできる人はそうはいないので絶対知らないところで努力を重ねているんですよね。
落合さんってすごくシンプルな人
これからのインタビューや書籍から感じた事は、落合博満さんという人の考え方は『シンプルに結果のために行動する』ということだろうと思う。
シンプルだからこそやり続けることが簡単ではないし、周りの環境に流されることもある。
でも、誰しも成功したいという思いはありますよね。
成功するために『練習や勉強の努力の数を自分なりに考えながらひたすらこなす』という事はどんな世界でも、どんな時でも今からできる事です。
僕も、負けそうになる時や弱い自分がいる時こそ、行動し続けることができる自分でいられるようにしていきたいと思います。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました( ^ω^ )
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