1936年に始まった日本のプロ野球の歴史は非常に長いです。
そんな中でも中継ぎピッチャーといえば一般的に投手の中でもとにかく沢山どんな局面でも投げ切れる強靭なイメージが強いですよね。
そんな中で、プロ野球をこよなく愛する当サイトが客観的かつ、独断(笑)で、
史上最強の中継ぎピッチャー3名を選んでみました!
【レジェンド】史上最強の中継ぎピッチャー3名!+どうしても外せなかった名選手も1名!
※尚、歴代最強先発ピッチャーに順位なんてつけるのは恐れ多いので、ランキング形式ではございません。
※便宜上、選手名は敬称略をさせて頂きます。
宮西尚生(北海道日本ハムファイターズ)
キャリアハイ:2016年 58登板3勝1敗2セーブ39ホールド 47.1回 防御率1.51 36奪三振 WHIP1.06
通算成績(NPB): 839試合37勝40敗 393ホールド 706.2回 防御率2.51 647奪三振 WHIP1.14(2008年〜2024年現在現役 実働16年)※赤字はNPBでの歴代最多
※太字はリーグ最多、赤字はNPB最多。
最強の中継ぎ投手と呼べるのが宮西尚生でしょう。
まず、2022年終了現在で通算ホールド数がプロ野球歴代最多の380ホールドとこの記録だけをみても現役選手でありながらもその凄みが分かっていただけるのではないでしょうか。
150キロのストレートがあるわけではありませんが、丁寧に投げ切る事と大きな失投をしない点、安定感で着実に成績を残してきました。
引退までどれぐらいの数字を積み上げられるかにも見ものですね!
山口鉄也(読売ジャイアンツ)
キャリアハイ:2012年 72登板3勝2敗5セーブ44ホールド 75.1回 防御率0.83 68奪三振 WHIP0.72
通算成績(NPB): 642試合52勝27敗29セーブ273ホールド 639.2回 防御率2.34 509奪三振 WHIP1.06 (2007年〜2017年 実働11年)
高校卒業後にアメリカマイナーリーグを4年間経験するも、シングルAにすら昇格できず、NPBのトライアウトを受験し横浜からは不合格になり、楽天、巨人を受験し、巨人の試験に合格し同年のドラフトで育成選手として入団という異色の経歴を歩みながら、プロ野球界でも史上最強クラスの中継ぎ投手として273ホールドを挙げました。
実働は11年という期間でしたが、その期間になんと642試合に登板しました。
浅尾拓也(中日ドラゴンズ)
キャリアハイ:2010年 72登板 12勝3敗 80.1イニング 防御率1.68 75奪三振 47ホールド WHIP0.87※2021年終了時点でホールド数はNPB最多
通算成績(NPB): 416試合 38勝21敗23セーブ200ホールド 505.1回 防御率2.42 460奪三振 WHIP1.12 (2007年〜2018年 実働11年)
リリーフ投手としては通算登板数は416試合とキャリアの大半をリリーフで過ごしてきた投手にしては登板数がやや少なく、引退前の数年は怪我に悩まされてしまい、33歳でユニフォームを脱ぎましたが、2010年に記録した47ホールドは2021年終了時点ではNPB記録となっておりその存在感は圧倒的でした。
とにかく勝ち試合や落とせない試合では浅尾が登板するという印象が強く、絶対的に相手チームを抑え込む事で、相手に流れを渡しませんでした。
藤川球児(阪神タイガース→カブス→レンジャーズ→高知ファイティングドッグス→阪神タイガース)
キャリアハイ:2005年 80登板7勝1敗 1セーブ 46ホールド 92.1回 防御率1.36 139奪三振 WHIP0.83
通算成績(NPB): 782試合 60勝38敗 243セーブ 163ホールド 935.1回 防御率2.08 1220奪三振 WHIP1.04 (2000年〜2012年,2016年〜2020年 実働17年 ※在籍18年)
通算成績(MLB): 29試合1勝1敗2セーブ1ホールド 26.2回 防御率5.74 32奪三振 WHIP1.46 (2013年〜2015年 実働3年)
「火の玉ストレート」が代名詞で阪神の絶対的守護神として活躍した藤川球児。
抑えのイメージが強いですが、デビュー時は先発、ストレートの質が大幅に向上してから覚醒してからは中継ぎからスタートしています。
2005年と2006年には最多ホールドのタイトルも2年連続で獲得しています。
特に2005年に潜在能力を大きく開花してからは、ホップするストレートでわかっていても打者がボールの下を空振りするほど凄まじいものでした。
球速の最速は意外にも156キロと歴代の豪速球派投手に比べると、決して特別なものではありませんが、ストレートはただ単純にスピードガン表示だけではないということがよく分かります。
と、ここまでベスト3人を挙げてみましたが、、、、
すみません、どうしても外すに外せない素晴らしい中継ぎピッチャーをご紹介させて頂きます。
スコット・マシソン(読売ジャイアンツ)
キャリアハイ:2016年 70登板 8勝4敗 80.0イニング 防御率2.36 98奪三振 1セーブ40ホールド 1セーブ WHIP1.09
通算成績(NPB): 421試合 27勝29敗54セーブ174ホールド 431.0回 防御率2.46 492奪三振 WHIP1.10 (2012年〜2019年 実働8年)
通算成績(MLB): 15試合 1勝4敗 44.0回 防御率6.75 34奪三振 WHIP1.89 (2006年,2010年〜2011年 実働3年)
僅か8年間の実働でしたが、当時の巨人の強いリリーフ陣を形成しました。
長身から投げ下ろす最速160キロのストレートを武器に打者を抑え込みました。
また、アメリカ球界では珍しく、日本の投げ込みを積極的に行うなど、チームやファンに愛される存在としてチームを支えました。
プロ野球選手が実際に試合に使ったバットで作られた「お箸」の「かっとばし」を利用して環境にやさしいSGDsの一員になり、プロ野球を持続可能な社会の一つとして支えていきましょう!
通算ホールド数で歴代すごい中継ぎピッチャーを挙げてみた
4名の歴史に名を残す中継ぎピッチャーを書いてきましたが、
そんな歴史に名が残るような中継ぎピッチャーを「通算ホールド数」という観点で挙げてみました。
1位 393ホールド 宮西尚生※2024年現在現役
2位 273ホールド 山口鉄也
3位 200ホールド 浅尾拓也
4位 174ホールド スコット•マシソン
5位 167ホールド 又吉克樹※2024年現在現役
6位 163ホールド 五十嵐亮太
7位 163ホールド 藤川球児
8位 159ホールド 青山浩二
9位 158ホールド 増井浩俊
10位 154ホールド 谷元圭介
他の記録に比べて現役選手が勢揃いのホールドランキングですね!
というのも、ホールドの公式記録が正式に出来たのも近年であるためです。
つまり記録に残らない超人的リリーフ投手も沢山いるので、この記録自体がまだまだ歴史が浅いですよね!
その他にも忘れてはならない投手がいます。
五十嵐亮太(ヤクルトスワローズ・東京ヤクルトスワローズ→メッツ→ブルージェイズ→ヤンキース→福岡ソフトバンクホークス→東京ヤクルトスワローズ)
通算成績(NPB): 823試合65勝39敗70セーブ163ホールド 866.1回 防御率2.93 920奪三振 WHIP1.15 (1999年〜2009年,2013年〜2020年 実働18年)
近年で速球派のリリーフ投手として、2000年代初頭のプロ野球を沸かせたのが五十嵐亮太でしょう。とにかくストレートが速くMLBにも挑戦し、帰国後はソフトバンクでは強烈に落ちるナックルカーブで成熟した投球を見せました。
いかがでしたでしょうか?
ポジション毎の歴代レジェンドを上げていきましたが、皆さんの先発ピッチャーベスト3ございましたら是非コメント欄でも結構ですのでご意見いただけると嬉しいです。
※他のポジションもありますので是非ご覧くださいませ。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました( ^ω^ )